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2013/11/16

「経絡(けいらく)」って何だろう?

おはようございます。 代表の松尾です。 当サロンでは、全身の「経絡(けいらく)」を調整する整体法を取り入れています。 体の中の「経絡」に軽く触れることで刺激を与え、体の深部(インナーマッスル)まで緊張を緩め、筋肉のバランスを整えて直接の患部の改善につなげる との考えによるものです。 東洋医学の重要な概念の一つに「気血」があり、「エネルギー」と表現するのに近いものです。 その 気血の流れる通路のことを『経絡』といい、全身に14本の経絡があります。 そしては経絡上の要所に「ツボ」あり、ちょうど地下鉄が駅で地表と通じているように、体表との開口部であり、全身に360余り存在します。 keiraku 当サロンでの整体は、全身の経絡のライン上のツボを丁寧に刺激します。 「いた気持ちいい」感覚を感じていただけると思います。  

もう少し詳しく「気血」と「経絡」をご説明します

東洋医学では「気」が身体の中をスムーズに「流れていること」が生命を維持する上でとても大切な要素としてとらえらています。 その流れとは 1)物質(食物・酸素他)  2)エネルギー  3)生命情報  の3つの流れです。 3種類の性質を同時に持っている「気」は、1)の物質としての性質を「血」と呼び、 2)エネルギーと3)生命情報の性質を「気」と呼んで区別しています。 「血」は西洋医学の血液と勘違いされがちですが、「血」は栄養素やホルモン・消化酵素といった全ての物質を含む幅広い概念と解釈します。 「気」のほかに身体に中を流れるルートとして「経絡」があります。 東洋医学の生理・病理・病機、そして治療理論には「気」が「経絡」というルートを通って全身を流れているという説がベースになっています。 この「経絡」も「気」と同様に概念的イメージで捉えがちですが、この経絡理論はとても現実的な臨床観察をベースに構築されているものなのです。 鍼治療を受けたことがある人は、身体のある場所に鍼を打たれると、その場所から電気が放射されたような感覚を覚えることがあると思います。 これは「響き」と呼ばれ、この「響き」がどこからどこへ伝わっていくかを克明に観察して生まれたのが経絡理論です。 keiraku2 西洋医学での情報伝達ルートとして神経系とホルモン分泌の内分泌系、近年では皮膚と脳の間のネットワークが研究されています。 「経絡」はそのいずれにも属さない伝達ルートなのです。 西洋医学の理論では説明困難なのですが「経絡」をベースとした理論ではごく自然な現象として説明されます。 「経絡」は全部で14ルート (12正経ルートに任脈と督脈を加えたもの)あるとされ、この経絡上に「経穴」と呼ばれるツボが361箇所点在するとされます。 (日本と中国で微妙に違いがありますが、WHO(世界保健機構)によって世界統一基準が設定されています) 参考書籍:東洋医学のきほん/日本実業出版社