ヨガインストラクターの Emi です。こんにちは。
毎週木曜日のヴェーダーンタのお勉強(というか話を聞く)。
パラヴィッディヤーケンドラム
2月・3月は、この本が教材でした。
この本、すごく好きで、去年入手してから何度も読み返していました。
ヴェーダーンタで学んだことを、日常生活で活かすのにとても役に立つなぁと、思うのと、読んでいるとなぜか気分や考えが落ち着きます。
今回、先生と丁寧に読むことで、理解が深まったところもあって、やはり自分で本を読んで理解することの限界もわかりました。
で、この本、タイトルの通り、ストレスのない生活や生き方をするために、こんなことを気を留めたらいいよ、という内容かと思っていたのですが(もちろん、そういうお話なんですが)、深いテーマがちゃんとあって、「瞑想」がテーマだったんです。
私は全然わかってなかったです(笑)
ストレスと瞑想って、どんな関係なのかというと、
リラックスできる人が、瞑想できる人である
ということでした。
リラックスって、体が緊張してない、リラックスしてるだけじゃなく、
ストレスなく、マインドもリラックスしている状態、この本で言うところの、「ベーシックパーソン」であることが、瞑想できる人、ということだったのです。
この本は、その瞑想できるひとになるための準備のお話が、日常生活での具体的な例えを混ぜながら、丁寧に書かれていたのでした。
昨年から瞑想を学ぶ機会を与えて頂いているのですが、その過程で、今まで私が瞑想に対して思っていたことが、実は違ってたことが多くあります。
自分の誤解から、瞑想は苦手、と思ってたんだと気がつきました。
瞑想の目的がわかってかなったのです。
瞑想の効果として、リラックス効果が挙げられることが多いのですが、実は、「リラックスしている人が瞑想することになる人」なのだそうです。
私の今までの瞑想の定義が違っていたので、目的を見失って、迷子になっていましたが、やっとはっきり道が見えてきたようです。(ゴールはまだまだ先ですが)
私たちが生活している場面では、他人や物事との関わりは避けられるものではありません。
その関わりの中で、誰でもストレスに感じることがあると思います。
自分と他の人や出来事との間で、上手に距離を保つことは簡単ではありませんが、自分の見方や心がけがちょっとでも変わると、同じことでもストレスに感じなくなることがあります。
私にその見方の変化をもたらしてくれたのが、この本の最後にある、スワミダヤナンダの瞑想の手引きの中の言葉です。
私が変えられるものと変えられないものを見極める、叡智を与えて下さい。
変えられないことを受け入れる成長と、変えられることを変える意思と努力がありますように。
(原文もっと詳しいのですが、私がよく思い出すお祈りの言葉で書きました。)
私はある人から言われた言葉を、何年も手放せないでしました。
ご本人は全くそんなつもりはなかったのでしょうが、私にはとても傷つく言葉に感じました。
その方と関わるたびに、その過去の記憶が重なって、今そのようなことを言っていないのに、「傷ついた」感情になるのです。
それがとてもストレスでした。
私には、過去にあったことやその方を変えることはできません。
でも、私の見方や受け止め方は変えることができます。
自分で変えられないことと、変えられることを見極めることがはっきりできました。
私ができることは、自分の見方を変えるだけです。ただそれをしようと覚悟をしました。
そうすると、感情の起伏もなくなり、ストレスを感じなくなりました。
「変えられるものと変えられないものを見極める」ことは、言葉では当たり前のように思っていました。
「過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる。」
そりゃそうでしょう、と思ってましたが、実際にその通りに出来ているかというと、難しいですね。
だからこそ、スワミダヤナンダが、お祈りの言葉として表して下さっているのだと思いました。
変えられないことを受け入れるには、ただむやみに「受け入れよう」と自分を納得させるのではなく、情緒的な成長が必要なこともわかりました。
ずっと受け入れられなかったんですよね、過去のことが。
最初は受け入れられなくてもいい、きっといつか無理なく受け入れる時が来る、
そう思って、気を楽に、リラックスして、生きていけるように。
私も、みなさんも、日々の中での、人々や出来事との関わりを楽しめますように。
自然との関わりも楽しみましょう!
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Emi