ヨガインストラクターの Emi です。こんにちは。
♦Q&A『ヨガで鏡は使わないの?』
以前生徒さんから頂いたご質問で、ふと思い出したことを今日は書きます。
『ヨガで鏡は使わないんですか?鏡がないと、自分のポーズができてるかわかりません。』
というご質問が、4~5年前までは結構ありました。
ヨガスタジオに通う人が増えて、鏡のない場所で練習するのに慣れた人が増えたのか、最近はこの質問は少なくなりました。
ヨガスタジオなど、ヨガ専門の場所は、鏡を置いていないところがほとんどです。
確かに、鏡があった方が、自分の姿が見えて動きがわかります。
鏡に映った自分を、外側から見るような感じでしょうか?
ヨガの動きやポーズを、人に見られるためにキレイにやりたい、というなら必要かもしれませんね。
しかし、リラックスしたい、リフレッシュしたい、自分の内面を見つめたい、という目的であれば、鏡は逆効果になってしまいます。
自分の姿や動きばかり気になってしまって、呼吸が疎かになったり、
他の人と、インストラクターと比べて、感情が落ち着かなかったり、
自分の体の感覚や、呼吸に集中できなくなるのでは、と思います。
本当にリラックスしたい時って、周りの人からどう見られているのか、そんなジャッジから離れたいのに、鏡があると、気になりませんか?
鏡を通すと、自分自身が、自分をジャッジメンタルな視線で見てしまいやすいと思います。
私個人としては、見たくない自分をみてしまうことがないので、鏡がないと安心します。
今私が担当しているヨガのクラスで、鏡があるところが一箇所ありますが、そこは鏡を正面にするのではなく、右側になるようにして、少しでも鏡の視線が気にならないようにしています。
鏡がない環境で、先生のインストラクションをよく聞き、できる限りその通りに呼吸をして、動いてみて下さい。
身体のどこを動かしていて、どこを使って、どこをストレッチしていて、と、身体の感覚をよーく感じながら練習しましょう。
続けていくと、いつの間にか、自分の体にあった、適切な位置に導かれます。
自分のポーズが合っているか、合っていないかではなくて、私にあったポーズになります。
外を見る視線ではなく、
内を見る視線、を持つ練習です。
それは自分の考えや感情を見る練習にもなるのて、気分が安らかになって、よりリラックスする経験になりますよ。
Emi