スマイルボディの 松尾 です。
私は、30歳頃から20年間、首こり・首の痛みと、頭痛をはじめとする首こりに起因する諸症状に悩んで、200か所以上の治療院に行きました。
整形外科、整体、カイロプラクティク、鍼灸、マッサージ・柔道整復・気功など、評判を聞いては遠くまで行きました。
そのうち、首こりの改善に有効な治療を行う所は、ほんの数か所でしたし、悪化してしまったケースも多かったです。
良い治療院と悪い治療院を見極める方法は。
首をひねったり・引っ張ったり、もんだり…
そのような治療をする所で、施術を受けてはいけません。
デリケートな首に強い力を加えることは、
とても危険 ですし、
更に首こりが強くなり、症状を悪化させる恐れがあります。
ちなみに、スマイルボディの「ゆらぎリリース整体」は、
私が、自らの首の痛み・頭痛などを改善するため、
長年の研究を経て開発した
「たった500グラムの圧力(ペットボトルの重さ)」で、
特別な技法により「緊張した筋肉を芯まで緩め」、
かつ「とても気持ちいい」、安全で効果が高く
首こりの改善に特に有効な 整体法です。
私の首痛・頭痛などの諸症状は、全快しました。
スマイルボディで整体を受ける方の9割が首こりで、
ほとんどの方が首こりの改善とともに、
首こりに起因すると思われる諸症状も緩和しています。
一昨日の「首こり」と「心の病」との関係、昨日の「首こり」と「不定愁訴(自律神経失調症)」の関係に引き続き、東京脳神経センター理事長の松井孝嘉 医学博士への日経BPネットのインタビュー記事をご紹介します。
整形外科などでは首の異常を訴える患者に牽引と呼ばれる治療を行うことも少なくなかった。
これは椎間板が少しつぶれた状態になっている時、牽引することで改善しようとする方法だ。
しかし、松井医師によれば牽引を行ってしまうと、椎間板のみならず、異常をきたしている首の筋肉に外傷を加えることになる。
結果として筋肉に大きなダメージを与えることになる。
松井孝嘉氏
東京大学医学部卒業後、アルバート・アインシュタイン医科大学での脳腫瘍研究を経た後、ジョージタウン大学で世界初の全身用CT開発などにも従事。
帰国後、大阪医科大学助教授、帝京大学客員教授を経て、松井病院理事長、東京脳神経センター理事長を務める。
30年以上もの間、首の研究を続け、自律神経失調症治療の歴史に飛躍的な進歩をもたらした。
「慢性疲労は首で治せる/角川書店」「首は絶対にもんではいけない!/講談社」など著書も多数。
日経BPネット 2016年3月7日
首をもむのは危険!? 首の不調から身を守る対策はコレだ 首のこりを防ぐ・やわらげる効果的な方法
首こりは、これまで治せなかった17もの病気を引き起こす。 だが、日頃、意識していれば首は守ることができる。 首を守るための効果的な方法や、首こりになってしまった場合の治療プロセスを紹介する。
監修:松井孝嘉・医学博士 (東京脳神経センター理事長) 構成:宇都宮ミゲル
低周波の温熱治療で首のこりを改善
首の治療はどのような流れで行われていくのか。 松井孝嘉医師にそのプロセスを聞いていく。 「中心となるのはまず問診票と触診ですね。 問診票は私の研究によって導き出した項目が30並んでいます。 これは、主に副交感神経失調の症状です。 このうちいくつ当てはまるかで首こり度が分かるようになっています。 触診では首にある34カ所のポイントを入念に確認し、頚筋の状態を調べていきます。 筋肉の触診の診断は、今のCT、MRなどの画像診断では首の筋肉の診断ができないためです。 実は、私は画像診断に携わって43年以上になります。 世界中でも私より長い人はいないのですが、いまだ筋肉の画像診断はできておりません。 現在、研究中ですので、やむを得ず触診で診断しているのです」 さらに精密検査では、MRIやMRA、サーモグラフィに加え、平衡機能検査、血液検査などを行っていく。 その結果を総合的に分析し、ようやく、首こりについての診断ができるという。 首こりだと診断された場合、通院か入院かの2パターンで治療が行われていく。 週3回程度の通院で劇的に症状が改善する患者も少なくない。 さらに入院だと集中して治療できることに加え、通常の生活サイクルでは難しい十分な首の休養にもなるので完治は早いという。 「治療の中心となるのは低周波治療器です。 2種類の治療器を用いて低周波を首の奥深くへと送りこみ、温熱治療によって筋肉をほぐしていくのです。 首の筋肉の状態が特殊な低周波によって改善していきます」必要なのは「首を休息させる」という意識
「なにかと酷使する首には休息が必要です。 入院治療だと徹底的に首を休めることができるので完治も早い。 日常生活でもこまめに首を休める意識を持って下さい。 パソコンや読書、料理などの時にもうつむき姿勢を続けがちです。 そんな時は15分に一度は30秒程度、ネックレストタイムをとって首を休めるようにすると良いでしょう」 また松井医師が考案したというネックリラクゼーションも効果的だ。 椅子に深く腰掛け、頭と首の境目で手を交差し、頭上の天井が見えるまで頭を反らすだけ。 その角度で30秒程度、静止すれば首の後ろ側の筋肉がゆるみ、血液の循環も改善する。 「水にぬらして硬くしぼったタオルを電子レンジで温め、これを首の後ろ側に当てるホットタオル健康法も効果的です。 軽い首こりであればこのホットタオルだけで治ってしまうことだってあります。 首は絶対に冷やしてはいけないことを覚えておいてください。 これで、風邪の治療もできるのです。 風邪のひきはじめに鼻水やくしゃみや咳が止まらなくなったとき、後頭部の下半部と首の上半部にこのホットタオルをあてると、たちどころに鼻水もくしゃみも咳も止まります。 本当に驚くほどの効果があります。 私は、たびたび風邪をひきそうになりますが、この方法で一度も風邪をひいたことがありません。 医学的に言うと、いわゆるカタル症状が止められるのです。 ただし、これは通常の風邪の場合であって、インフルエンザは別です」 風呂上がりで濡れた髪を放置することも、首にはあまり良くない。 濡れた髪が首を冷やしてしまうからだ。 髪を洗ったらさほど時間を置かずにドライヤーで乾かすこと。 特に、髪を長めにしたスタイルの人は気をつけた方が良さそうだ。自分で首をもむのは控えた方がいい
首こりを悪化させる習慣のひとつが自分で行うマッサージ。 ここまで説明した通り、首の後ろには副交感神経の特別な部位がある。 そんなデリケートな場所を、むやみやたらに強い力で刺激してしまえば、神経に傷をつけてしまいかねない。 実際、市販のマッサージ器具などで強い刺激を与えた結果、首の神経をひどく傷付けてしまう患者も少なくないとか。 自己流のツボ押しなどで首こりを解消しようとするのは控えた方がいいだろう。 「首の筋肉については、古くから誤解が多かった。 昔はムチウチ症になると頚椎カラーや、サポーターで首を固定する治療があったでしょう。 首の治療としてはまったく逆効果なんです。 首の筋肉はゆるめるのが基本。 固定してしまうと首の後ろの筋肉に益々負担がかかりますし、長時間、筋肉が動かないことが問題です。 当院ではこのことに気づいて、通常のムチウチにカラーを使うことをやめました。 その影響からか、当院の周辺の病院でもカラーをしなくなりました。 それから10年以上経って、カナダのケベック州で大規模調査があり、ケベックレポートというのが発表されて、このことが実証されたのです」首は脳の一部と心得よ
「首は肩と違って、大変デリケートです。 カラーをやめたのと同じ頃、首の牽引もやめました。 それは、異常を起こした筋肉に新たな外傷を加える可能性が高いからです。 その後、周辺の病院でも徐々に牽引をしなくなりました。 今では、腰の牽引は行われていますが、全国的に首の牽引はだんだんとやらない傾向にあります。 我々は、首の取り扱いは、脳や神経を扱うのと同じというほど丁寧に治療にあたっています。 大切な神経がたくさん詰まった首は、脳の一部と考えてもいい。 それだけ重要かつ繊細な部位なのです。 それなのに、首こりを正確に診断できる医師は少なく、首こりが引き起こす症状については一般にほとんど知られていません。 そんな現状を私は少しずつ変えていきたいのです」 日々、パソコンやスマートフォンに向かう時間は増え続け、忙しいからといって睡眠時間を削ることで、首を休息させる時間も減っていく。 つまり、現代社会は、首には望ましくない条件が知らずのうちに揃っているのだ。 その結果、体のどこからか、少しずつ不調が起き始め、最悪の場合、うつ症状に陥り自殺にまで至ってしまう。 この流れにストップをかけるため、とにかく首こりというキーワードを覚えておきたい。 ちょっとした異常を体のどこかに感じた時、まず疑うべきは首のこり。 それだけで、驚くほど早く、通常の生活が取り戻せるかもしれないのだ。「首こり」は万病の始まり
- その1 心の病
- その2 不定愁訴(自律神経失調症)
- その3 ケアの方法