ヨガインストラクターのEmiです。こんにちは。
♦Q&A『自分では、ポーズが出来ているのか、上達しているのかわかりません』
先日のあるクラスの後、生徒さんとこんな会話をしました。
私「肩関節の動きが良くなりましたよね。」
生徒さん「そうですか?自分では全然わからなくて。
ポーズが出来ているのか、続けていて進歩しているのか、
よくわからないんです。」
ヨガの練習をしばらく続けると、このような疑問が出てきませんか?
私もそうでしたが、このようにお話される方は多いんです。
数ヶ月、数年とヨガを続けて行けば、必ず体に何かしらの結果は出てきます。
(もちろん、練習頻度や練習内容、個人差があります。)
この方も、私から見て「変わったな~、練習続けるって凄いことだし、私も嬉しいな。」と思ったし、体の変化に気づいて頂きたくて声をかけました。
やはり、自分ではなかなか気づきにくいということを、あらためて思いました。
以前の記事 Q&A『体が柔らかくなりません』
にも書きましたが、
本当に体が変化していないのか、もう一度思い出してみて下さい。
始めた頃と今では、かなり体が変化しているはずです。
まずは今まで続けてきた「成果」を認めてほしいな、と思います。
そして、続けてきたからこそ、今の体があるのです。
今のその状態が「当たり前」に感じているのかもしれません。
「私はどこが変化したかわからない」という場合は、
先生に聞いてみると良いですよ。
そして、「ポーズや自分が合っているのか、出来ているのか?」
せっかくやっているのに、間違ったことを身につけたくないですよね。
先生は生徒さんの状態を見ているので、
もし違うことをしていたら、「こうですよ」と伝えますし、
「こうした方がやりやすいですよ」「もっとできますよ」
ということも伝えます。
クラスに参加されている皆さんへのインストラクションとして
伝えるときもあれば、おひとりに伝えることもあります。
「こうした方がいい」と思っても、その方の今の体の状態では難しい、
という判断をした時は、今出来る範囲で伝えるようにします。
細かく言えば、
出来ているか、出来ていないか、正しいか、正しくないか、
のどちらかで計ることはとても難しくて、
(というか無理かも)
あなたの今の体に合わせることが大切だと私は思っています。
「出来ている、正しい」に自分の体を合わせようとして、
怪我をしたり、呼吸が止まったり、ストレスになったりしては、
本末転倒だと思うのです。
社会の中にいると、苦しくても「正しい」「出来る」ことに
重きを置きがちですが、ヨガのクラスでは、そこから自由になる、
気楽になることもいいんじゃないかと思います。
生徒さんに安心・信頼してクラスを受けて頂くように、
クラスを進める、雰囲気をつくる、というのが、
「先生」の立場の私の役割だと、あらためて思いました。
これからもティーチングのスキルアップを心がけて行きます。
Emi